河北町の農業風景 4月

4月に入ってようやく雪も消え、農作業も忙しくなってくる時期に入っていきます。枝焼きの様子です。 剪定で落とした大量の枝一か所に纏めて集めて、焼却処分します。 消防に許可を取り、風の強い日を避けて行います。桃の苗木の植樹です。 苗木を植える時期について、冬植えと春植えがあります。 基本的には根の活着が良くなる冬植えが推奨されているようなのですが、 雪国の場合には、鼠や野兎などによる幹の食害が発生しやすいのと、 桃の場合は低温による凍害の被害で苗木が枯れてダメになってしまうケースが多いので春植えをしているとのことだそうです。 紅秀峰という品種のさくらんぼの芽欠き(摘蕾)作業の様子です。 紅秀峰をいう品種は受粉しやすく、結実性がいいので、摘蕾の段階で着果量を制限します。 写真の状態から花芽を2つほどにまで減らします。 一つの花芽から複数の花が咲くので、これでも花が咲けば結構なボリュームとなります。 佐藤錦という品種のさくらんぼの場合は結実性が良くないため摘蕾はせず、実の段階で間引く摘果の作業で着果量をコントロールし、 受粉樹としての役割もあるナポレオンや紅秀峰も花を多く咲かせるために摘蕾は同じく行わないとのことです。 イチゴの収穫の様子です。 山形県で生まれた、おとめ心という品種で収穫は朝早く5時頃から行われます。 バジルの播種(種まき)の様子です。 一つの穴に2~3粒を撒いていきます サボイキャベツというキャベツを作っていたハウスの片付けの様子です。 4月でもハウスの中は暑いです。 ハウスの横を風が通るように開け、風が通って心地良いですが、やはり暑いです。 田んぼの土壌改良剤の共同散布の様子です。

 

桃の芽欠き(摘蕾)作業の様子です。

写真上が芽欠き前、写真下が芽欠き後です。

桃は花芽が沢山つくので、割とアバウトに摘蕾をします。

枝の上(背中側)と、枝の根元と、先端に付いた花芽は全部取ります。

花粉が少ない品種の桃については、芽欠きは最小限にとどめ、花摘みの段階で着荷量を調整します。